消費をリードするTwitter利用者へのアプローチ方法
Twitterには消費意欲の高い利用者がいます
コロナ禍では、Twitter上でも「買い控え」や「我慢」といったワードには減少傾向が見られ、購入予定や外出を楽しみにする内容の会話量が増えていきました。*1
Twitter利用者は非利用者と比較し、活動意欲、出費意欲が高く、ウィズコロナへ移行する中で多くのTwitter利用者が企業に対し、経済の活性化を牽引してほしいと感じています。*2
Twitter利用者が企業やブランドへ期待する事
生活に役立つノウハウや情報を提供してほしい
世の中を前向きにするような情報発信をしてほしい
Twitterの特徴を生かしたコミュニケーションプランを組み立てましょう
Twitterは利用者がいま関心を寄せていること、いま感じていることがリアルタイムにシェアされている場所です。
今回のパンデミックは人々がこれまでの価値観を見直すきっかけになり、タイムラインや検索から新しい情報や考え方を取り込んでいます。その特性を生かして、その関心や気持ちの高まりに沿ったブランドのメッセージを発信していくのが効果的です。
以下に紹介する3つのポイントを押さえることが、Twitterのリアルタイム性や会話の力を最大限に生かしたコミュニケーションを確立させるカギとなります。3つの要素をすべてクリアしている広告キャンペーンになっているかを確認しましょう。
検討すべき3つのポイント
ブランドとして伝えたいことは何ですか?
新しい商品やサービス、機能のローンチが予定されているのであれば、それらのアナウンスにTwitterほど適したプラットフォームはありません。ローンチの当日に発表するよりも、少し前からアナウンスを始めて会話を醸成させ、期待と話題感を高めていきましょう。
新しい話題がない場合でも、原点に立ち返り、企業の理念やブランドのメッセージ、基本のサービスを繰り返し発信することもTwitter利用者が関心を持つきっかけになります。現在の状況下で、改めて打ち出していきたいスタンスやメッセージがある企業も少なくないでしょう。
まずは何を伝えたいのかを明確にしてみましょう。
消費者のどんな気持ちに応えることができますか?
Twitterでは多くの利用者が、そのときの関心ごとやそれに対する気持ちを表現しています。企業・ブランドとして伝えたいことが、どのような気持ちに寄り添うべきか、または応えることができるかを考えてみましょう。
Twitterでターゲットを考える際に重要なのは、年齢や性別、定常的な興味関心に留まらず、今日、明日、今週、人々がどんなことに関心を寄せ、どんな気持ちでいるかを考えることがポイントです。今のような状況では「早くまた○○がしたい」「頑張った自分を褒めたい」「頑張ってくれた人に感謝したい」なども多くの利用者が表現している気持ちだといえます。
メッセージがもっとも響くタイミングはいつでしょうか?
何を誰に発信するかが明確になったら、どのタイミングでそのメッセージを届けるのが一番効果的か考えてみましょう。ブランドからの新しい事柄を発表するタイミングであれば、少し助走をつけたアナウンスが効果的ですが、会話の一番の盛り上がりをどこに持っていきたいかによって全体をプランする必要があります。企業やブランドのコアメッセージを発信する場合も、利用者の関心が高い文化的・季節的行事のタイミングや、気持ちに一番寄り添えるタイミング(梅雨明け、夏の始まり、夏休みなど)がいつなのかを検討してみましょう。
*1 Twitter内部データ
*2 Macromill 新型コロナ禍での生活者意識と行動変化に関する調査 Wave2 (2020年5月22〜25日)