キャンペーンプランナーの提供開始: Twitter広告キャンペーンの予測
Twitterでは2021年12月に、キャンペーンプランナーという、新しい予測ツールのテストを開始しました。広告業界のパートナー様が、Twitterで情報に基づいたメディアへの投資を、より簡単に行えるように設計されたキャンペーンプランナーにより、広告主様は新しい広告キャンペーンを開始する前に、その成果を予測できます。
本日より提供が開始されたキャンペーンプランナーは、Twitterの担当者が付いている、米国、英国、日本の広告主様であればどなたでもご利用いただけます。Twitterの担当者が付いているパートナー様は、指定のTwitterクライアントパートナーに連絡してアクセス権の依頼ができます。
さて、キャンペーンプランナーとは何をするツールなのでしょうか?また、Twitterがキャンペーンプランナーをより多くの広告主様に提供したいと考えるのはなぜなのでしょうか?まず、広告主様はこのツールで、以下の事項を行えるようになります。
特定のオーディエンス、広告キャンペーン期間、フリークエンシー設定、プレースメントに対するリーチ、インプレッション数、平均フリークエンシー、CPMを予測する
オークション形式の広告キャンペーンの予算を設定する
ツールから直接、下書き広告キャンペーンを開始したり保存したりする
Twitter広告プラットフォームに新たな予測機能を設けることにより、計画プロセスにおいて、ターゲットオーディエンスの規模とコストをより詳細に把握できるようにパートナー様を支援したいとTwitterは考えています。
キャンペーンプランナーがあれば、当社のチームは広告キャンペーンの配信前に、そのパフォーマンスの結果をより詳細に予測できるようになり、ひいてはTwitterアクティベーションを、目に見える成果につながるように設定してから開始できます。Twitterプラットフォームにおけるメディア展開の計画、予測、購入、追跡をより簡単にする取り組みに、Twitterが継続的に投資してくれることに感謝しています。
Twitter広告アカウントからキャンペーンプランナーにアクセスします。すると、計画の詳細を入力して、予測の作成を開始するよう求められます。
キャンペーンプランナーでは、下書き広告キャンペーンの作成を開始することもできます。この機能により、計画で策定したすべての設定内容を、実行可能な広告キャンペーンにより簡単にコピーできます。
広告キャンペーンを成功に導く設定とは
皆様がキャンペーンプランナーの使用を開始して、広告キャンペーンの予算をなるべく効果的に活用できるように、調査によって裏付けられた、メディアプランの策定方法に関する推奨事項を以下にまとめました。1
リーチとフリークエンシー
Twitter広告キャンペーンでは、予算が大きくなるほど、適切なリーチとフリークエンシーのバランスが取れるように、予算をなるべく効率的に割り当てることがより一層重要になります。コアターゲットオーディエンスが決まったら、より良好な成果が得られるように、週間フリークエンシーのレベルを高くすることを検討しましょう。投資レベルを高くして表示頻度を複数回にすると、頻度が1回の場合よりもブランド認知度が向上します。
このデータは米国の事例に基づいています。
広告キャンペーン期間
認知度を高めるには、週間フリークエンシーを増やすだけでなく、ブランドが認知を確立するための時間を十分にかけることも重要となります。オーディエンスに関連のある、刺さるメッセージを発信し続けるため、広告キャンペーンは少なくとも5週間、最大で13週間にわたって継続し、時間をかけてブランド認知を確立しましょう。
このデータは米国の事例に基づいています。
キャンペーンプランナーは、より充実した予測情報を提供します。Twitterは広告購入をより簡単にすることを目標に掲げ、そのための取り組みを積極的に継続してまいります。
来月以降も引き続き、キャンペーンプランナーでサポートする広告キャンペーンの目的と市場を拡大するとともに、目標に最適な広告キャンペーンを評価するためのプラン比較機能を提供する予定です。
キャンペーンプランナーの使い方の詳細についてはヘルプセンターをご覧ください。その他の最新情報についてはTwitterビジネス(@TwitterBizJP)をフォローしてご覧ください。
現在このサービスは、すべてのお客様に提供されておりませんのでご注意ください。Twitterの担当者が付いているクライアント様は、担当のクライアントパートナーに連絡して、キャンペーンプランナーへのアクセス権をリクエストできます。
1. 調査方法
2019年1月から2019年12月の期間に開始された米国のTwitter広告キャンペーンを対象に、352回実施されたNielsen Brand Effectによるすべての調査のメタ分析。リーチの反応と、週間フリークエンシーの平均値の間の適切なバランスを特定するため、サポートベクターマシンを構築しています。また広告キャンペーンの推奨期間を判断するため、マルチレベルモデル(調査(レベル2)内にネストされた個々の応答者がレベル1に相当)を活用しています。このモデルにより、関連する個人レベル特性、ツイートレベル特性、広告キャンペーンレベル特性のさらなるコントロール(比較対照)が行われています。
Nielsen Brand Effect for Twitterでは、ブランド認知など、ブランド指標に対するTwitter広告キャンペーンの影響を測定しています。この調査は、複数のデバイスを横断する「対照」群と「実験」群から得られたアンケートへの回答に基づいて実施されています。対照群の反応は、背景情報が伏せられた状態で無作為に選ばれたグループから収集されており、このグループは実験群のターゲティング条件に一致しています。
広告キャンペーンにはそれぞれ差異があり、キャンペーンプランナーの推奨機能は、ブランド認知度の向上に関して、データに裏付けられた信頼のおけるガイドラインを提供するものの、そうした情報は実際のパフォーマンスを保証するものでないとTwitterは認識しています。この推奨機能で加味されない要素も、広告キャンペーンの全体的なパフォーマンスに寄与します。そのため、広告キャンペーンの成果は、クリエイティブ素材の品質や、広告キャンペーンの主要な目標との整合性など、上記の説明で取り上げられていない要素にも依存します。