リストのカスタムオーディエンス

リストカスタムオーディエンスは、広告主が顧客およびユーザーデータ(ファーストパーティまたはサードパーティ)を含むリストをアップロードして、カスタムオーディエンスセグメントを作成できるようにします。リスト内の識別子はX上の@ハンドルとマッチングされ、ターゲットにしたり、除外したり、類似拡張の元データとして使用したりできるオーディエンスが作成されます。

 

リストのカスタムオーディエンスの作成

オーディエンスに追加したいユーザーを特定したら、以下の手順に従ってリストカスタムオーディエンスを作成します。

  1. 対応する形式でファイルを作成します。サポートされているファイル形式は.csvと.txtです。
  2. ユーザー識別子を追加します。サポートされている識別子は、メールアドレス、電話番号、X @ユーザー名、ユーザーID、またはモバイル広告ID(iOS広告ID、Google広告ID、またはAndroid IDです。リストの識別子は、行またはカンマで区切ることができます。以下のFAQのフォーマット要件を参照してください。
  3. ファイルを事前にハッシュ化する。アップロードする前に、ファイル事前にハッシュ化するかどうかを選択できます。ファイルを事前ハッシュ化する場合は、以下のフォーマット手順に従ってください。ファイルを事前ハッシュ化しない場合は、アップロード処理中にデータが自動的にハッシュ化されるため、この手順を省略できます。
  4. アップロードの準備。ads.x.comの[ツール]メニューからオーディエンスマネージャーページに移動します。このページで[オーディエンスを作成]をクリックし、[新しいオーディエンスを作成]ポップアップから[リスト]を選択します。
  5. リストを追加する。オーディエンスの名前と説明(オプション)を設定し、ファイルをドラッグ&ドロップするか、または参照し、アップロードします。アップロードボックスにファイルが表示されたら、「次へ」を押してください。
  6. データを見直し、定義する。ファイルの初期アップロードが完了すると、データを確認し、マッチングに使用する識別子のタイプを定義するよう求められます。複数の識別子を使用している場合は、列ごとに識別子の種類を指定するよう求められます。不要な列については、「データをアップロードしない」オプションを選択してください。
  7. アップロードが終わるのを待つ: ファイルをアップロードするときにブラウザを閉じたり最小化したりしないでください。また、一度に1つのファイルのみをアップロードしてください。ファイルが大きい場合は、信頼性に優れた高速インターネット接続が利用できることを確認してください。ファイルが4GBを超える場合は、ブラウザのアップロード制限を超えないように、リストを小さくし複数回に分けてアップロードすることをお勧めします。

リストをアップロードすると、オーディエンスタブに新しいリストオーディエンスが「処理中」として表示されます。オーディエンスが100人以上マッチすると、ステータスが「準備完了」に変わり、マッチした人数が「Xサイズ」に反映されます。

この時点で、リストのオーディエンスはキャンペーン作成フォームで選択できるようになりますが、処理が完了していない可能性があります。マッチ処理が完了するまで、「Xサイズ」は更新され続けます。

オーディエンスが小さすぎると表示されますか?以下のFAQをご覧ください。

 

リストのカスタムオーディエンスの使用

リストカスタムオーディエンスのユーザーをターゲットまたは除外するには、キャンペーンフォームのターゲットセクション内の[オーディエンス]に移動します。

検索バーの左側にあるドロップダウンで、オーディエンスを含めるか除外するかを選択します。

  • [追加]: カスタムオーディエンスに含まれる人々はターゲットオーディエンスに含まれ、場所、性別、年齢、およびデバイスのターゲティング基準を満たす限り、キャンペーンの広告の配信対象になります。
  • [除外]: カスタムオーディエンスに含まれる人々はターゲットオーディエンスから除外され、キャンペーンの広告の配信対象外になります。

オーディエンスを含めるか除外するかを決定したら、検索またはスクロールして選択したい特定のオーディエンスを見つけます。注意点として、オーディエンスマネージャーで「準備完了」と表示されているオーディエンスのみがキャンペーンで使用できます。

ユーザーのプライバシーを尊重するため、カスタムオーディエンスの最小サイズは100 Xユーザーです。カスタムオーディエンスのサイズが100 Xユーザー未満の場合、「オーディエンスが小さすぎます」と表示され、選択することができません。

カスタムオーディエンスの追加が完了したら、残りのキャンペーン設定を完了し、キャンペーンを開始します。 

 

 

よくある質問

各フォーマットは、以下の要件を満たしている必要があります:

メールアドレス: テキストは大文字小文字を問わず、スペースはすべて削除してください (例: support@x.com)

電話番号: e.164形式を使用し、すべてのスペースを削除してください(例:+16175551212)

X @ハンドル: テキストは大文字小文字を問わず、スペースはすべて削除してください。(例:jack)

モバイル広告ID:

  • デバイスID: IDFAのエントリーは、ダッシュ付きの小文字で入力してください(例:4b61639e-47cc-4056-a16a-c8217e029462)
  • AdID: デバイス上の元の形式が必要です。ダッシュ付き、小文字です (例: 2f5f5391-3e45-4d02-b645-4575a08f86e)
  • Android ID: 端末上の元の形式が必要です。ダッシュやスペースなし、小文字です (例: af3802a465767e36)

 

カスタムオーディエンス作成時、Xのシステムにより、カスタムオーディエンスのアカウントとXユーザー名を「照合する」事前処理期間があります。期間終了後、アカウントにプロモ広告を提供できるようになります。

カスタムオーディエンスのアカウントすべてがアクティブなXアカウントとは限らないため、最終的なカスタムオーディエンスの規模がもともとアップロードしたリストより小さくなる場合があります。

カスタムオーディエンスはそれぞれ異なり、リストが処理されて「照合される」まで、個々の広告主におけるカスタムオーディエンスのマッチ率は概算となります。カスタムオーディエンスが [オーディエンス] タブに [処理中] と表示されなくなると、カスタムオーディエンスのマッチするアカウント数が表示されます。照合するアクティブなXアカウントが100件未満の場合、[オーディエンスが少なすぎます] と表示されます。「オーディエンスが小さすぎる」カスタムオーディエンスは、利用者のプライバシーを尊重するため、広告キャンペーンのターゲティングには利用できません。

  • .csvファイルにアカウント情報を追加しましょう。次に、[オーディエンス] タブから「小さすぎる」カスタムオーディエンスを削除し、新規の大規模なカスタムオーディエンスを再アップロードして、マッチ処理を再開します。
  • 2つの小さな.csvファイルを組み合わせましょう。次に、[オーディエンス] タブから「小さすぎる」カスタムオーディエンスを削除し、新たに作成したより規模の大きいカスタムオーディエンスを再アップロードして、マッチ処理を再開します。
  • ユーザー名から.csvファイルを作成します。ユーザー名の大規模なリストはXアカウント100件にマッチする可能性を最大限に高めます。ユーザー名のファイルは少なくとも2000件あるとよいでしょう。 

利用者のプライバシーを尊重するため、Xアカウントが100件以上のカスタムオーディエンスのみ広告キャンペーンに利用できます。カスタムオーディエンスがこの要件を満たさない場合、[オーディエンス] タブに [オーディエンスが少なすぎます] というメッセージが表示され、広告キャンペーンのターゲティングに使用できません。マッチ率を高め、オーディエンスを大きくして使用できるようにするには、上記のヒントを使ってください。

 

カスタムオーディエンスリスト作成時、Xに送信する前にデータファイルにある情報は常にハッシュされるため、リストの情報が第三者や他のサービスに開示されたり共有されたりすることはありません。

事前ハッシュしてカスタムオーディエンスのリストをアップロードするオプションも用意しています。ファイルを事前にハッシュ化する場合(オプション)は、形式に関するこちら の注意に沿ってください。

  • 入力項目は行で区切り、LF( \n) または CRLF ( \rn) で終了する必要があります。サポートされているファイル形式は、CSV (.csv)、TSV (.tsv)、TXT (.txt)です。
  • ファイルに複数の識別子タイプが含まれている場合、識別子を別々の列に分割する必要があります。例えば、A列にEメール、b列に電話番号のように、1行に1つのハッシュ値を含めます。
  • アップロード後、各列に正しい識別子タイプを選択するか、余分な列については「アップロードしない」を選択してください。

各行のエントリは、SHA256を使用してソルトなしでハッシュ化します。

アップロードされたリストが正しい形式でないときにこのエラーメッセージが表示されます。

以下の点を確認してください。

  1. ファイルは.csvまたは.txt形式であること。
  2. 各ファイルには、端末IDやメールなど、1つのデータ形式のみを含めること。1行に1つの値を含める。
  3. エントリは行区切りにすること。 
  4. 情報の不足している行やファイル内に途切れがないこと。

ハッシュ化されていないファイルの場合、アップロード時に「このデータファイルのレコードはすでに正規化され、SHA256を使用してハッシュ化されています。」にチェックがついていないかを確認してください。

事前にハッシュ化されたファイルの場合は、アップロード時に「このデータファイルのレコードはすでに正規化され、SHA256を使用してハッシュ化されています。」にチェックがついているかを確認してください。

まず、いずれかのX広告パートナーとの関係を構築します。多くの広告パートナーは、APIを介してオーディエンスを管理できます。メールアドレスを収集するパートナーを通じてオーディエンスリストを作成する場合、MACTパートナー広告APIパートナーをご利用ください。

御社がターゲティングするカスタムオーディエンスを広告パートナーが準備し、エンドツーエンドの統合を通じてその情報をXに送信します。次に、Xが照合し、Xでリーチできるオーディエンスを特定します。所有していないサードパーティリストを再アップロードすることはできません。 

興味関心に基づいた広告配信をオプトアウトしているXアカウントは、オーディエンスに含められませんのでご注意ください。 

同一のカスタムオーディエンスについて複数のファイルをアップロードし、作成済みのオーディエンスに追加することができます。[オーディエンス] タブのリストのカスタムオーディエンスごとに、インラインのドロップダウンで、ファイルを追加でアップロードするオプションが表示されます。

Xの設定で広告のパーソナライズをオフにしているユーザーは、どのカスタムオーディエンスでもマッチの対象外となります。どのオーディエンスでもマッチの対象にはなりたくない場合には、この設定がオフまたは無効になっていることを確認することをおすすめします。

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