Hyperice
プレミアムウェルネスブランドがTwitterの新しいコンバージョンAPIを活用して広告キャンペーンの測定機能を強化させた方法とは。
Hyperice
Hyperice(@Hyperice)は、マッサージガンや圧縮技術を応用した商品などを提供するプレミアムウェルネスブランドです。Hypericeは、ウェルネステクノロジー業界で自他ともに認めるトップブランドになるべく取り組んでおり、これまでにない壮大で大胆なアイデアにオープンな姿勢で臨むことをブランドの理念としています。
注記: この広告キャンペーンは、ベータ版ローンチキャンペーンの一環として実施されたものです。
広告業界では、引き続きユーザーデータのプライバシーが最優先課題となっているため、ブランドの継続的な測定と成功を可能にするツールであるコンバージョンAPIの重要性は、ますます高まっています。Twitterでは、マーケター様には難易度の高いコンバージョンAPI実装のための、無駄を排したシンプルなソリューションを開発しました。
広告キャンペーンの目的
Hypericeと広告代理店のPMG社(@pmgworldwide)の主な目的は、ウェブサイトの訪問者数を増やすことでした。
両社はコンバージョンAPI(CAPI)のベータテストに参加することで、サイト訪問者数を正確に測定し、その数値を広告キャンペーンの最適化に活用することができました。
オーディエンス
Hypericeのターゲットオーディエンスは大きく2つのタイプに分けられます。1つ目はアクティブなアスリートで、彼らはウォーミングアップや回復を促すHyperice商品のメリットを享受し、ひいては競技能力のレベルアップを果たすことができます。
そして2つ目は、日々の活動で身体に痛みを覚える、より日常生活にフォーカスしたユーザー層で、そうした痛みにHyperice商品を使用することで、活動的な生活を送り続けられます。この広告キャンペーンでは、興味関心、フォロワーが似ているアカウント、会話の各ターゲティングを使用して、こうしたターゲットオーディエンスにリーチしました。
たとえば、自転車、エクササイズ、ワークアウト、アクティブなライフスタイルに興味関心のある人がターゲティングされた場合、さまざまなフィットネス企業やウェルネス企業のフォロワーに似ているアカウントがターゲティングされるとともに、フィットネス、健康的な食事、ランニングに関する会話もターゲティングされます。
使用した広告関連サービス
- コンバージョンAPI(CAPI)
- ウェブサイトボタン付きの動画広告
- ウェブサイトの訪問者数キャンペーン
- 興味関心、フォロワーが似ているアカウント、会話の各ターゲティング
結果
テスト期間の2022年5月10日~2022年5月24日にかけて、Hypericeでは以下の成果を達成しました。1
- 広告キャンペーンのCPM(1000インプレッションあたりのコスト)は平均で3.11ドル2で、同ブランドのTwitterにおける、ウェブサイトの訪問者数を目的とした過去の広告キャンペーンのベンチマークと比較して75%向上しました3
- クリックあたりのコストとクリックスルー率は、同ブランドのウェブサイトの訪問者数のベンチマークと比較して、前者は80%削減され、後者は15%向上しました4
成功につながったポイント
コンバージョンAPIを活用して測定のインサイトを最大限に引き出す
コンバージョンAPI(CAPI)は、Twitter Pixelに代わる補完的なソリューションとして、会話データをTwitterと共有するための、直接的なサーバー間連携を可能にすることで、Twitter広告キャンペーンの測定を実現しています。
コンバージョンAPIにより、測定のオプションがさらに増えるとともに、共有するデータを管理する機能がもたらされます。またCAPIにより、測定のインサイトをさらに引き出したり、オフラインのコンバージョンイベントを追跡したりすることもできます。
この広告キャンペーンでHypericeとPMG社は、コンバージョンAPIを通じて収集したデータを使用して、アトリビューションシグナルを増加させ、広告キャンペーンを最適化させた結果、ベンチマークを上回る成果を上げることができました。
簡単設定のためのドキュメントを有効活用する
TwitterのコンバージョンAPIの実装プロセスは、アクティブな開発者アカウントを持つ広告主様に分かりやすいように構築されています。
ドキュメントがコンバージョンAPIの迅速な実装のカギになったとHypericeは述べています。詳細については、コンバージョンAPI手順ガイドをご覧ください。なお、Twitter広告APIへのアクセスにはコンバージョンAPI(CAPI)の利用が必須となりますのでご注意ください。
クリックを促す動画広告
動画広告は商品やサービスを紹介するのに適した方法ですが、さらにウェブサイトボタンを組み合わせると、ツイートのクリエイティブが任意のランディングページのボタンとして機能するようになります。
この広告キャンペーンでHypericeはクリエイティブに関するベストプラクティスを参考にして、商品を印象付けるイメージを用いた10秒の動画と、読み手の注意を引く、短くて端的なツイート本文およびコールトゥアクション(CTA)を取り入れました。
動画に関するベストプラクティスの詳細については、動画広告リソースのページをご覧ください。
関連コンテンツ
- 1Twitterの内部データ、2022年5月10日~2022年5月24日、米国
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- 3ウェブサイトの訪問者数を目的とした同ブランドのTwitter広告キャンペーンの過去のベンチマークでは、CPLCが1.84ドルでCTRが0.70%でした。コンバージョンAPIを使用した今回のウェブサイトの訪問者数キャンペーンでは、CPLCが0.35ドルでCTRが0.90%でした。
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