クリエイティブチェックリスト: Twitterの動画キャンペーンを最大限に活用する5つの方法
動画はデジタルマーケティングの重要な戦略であり続けています。御社の見込み顧客はすでにオンラインで過ごす時間の3分の1を動画の視聴に費やしています。そしてTwitterでは利用者の82%が動画コンテンツを視聴しています。さらにさまざまな調査によると、消費者の64%は、ブランド名が表示されるソーシャル動画の視聴後に購買行動を取っています。動画にはこうした有益な効果があるものの、動画素材を作成するには費用と時間がかかります。動画マーケティングの取り組みから得られる利益を最大化することが極めて重要なのはそのためです。
今回紹介する5つベストプラクティスを忠実に守ることで、動画マーケティングキャンペーンにおいて、予算を最大限に有効活用することができます。
動画の長さを15秒以内にする
人間の注意が持続する時間は、金魚の平均値よりも短いおよそ8秒間であるという統計情報は、頻繁に引用されるため、ご存じの方も多いのではないでしょうか。実際のところ、視聴者は動画の続きを見るかどうかをわずか10秒で判断していることがさまざまな調査により分かっています。これらの数値が正確かどうかはともかく、動画マーケティングキャンペーンとは、こうした限られた注意を引き付ける競争であると言えます。そのため、動画は短く、魅力的で、要領を得た内容でなくてはなりません。
@GoldfishSmiles はこちらの奇抜な動画を用いて、6秒間で自社のメッセージを伝えています。
主要なメッセージを明確に伝える
広告キャンペーンに使える時間はわずか15秒のため、主要なメッセージは利用者になるべく明確かつ迅速に伝える必要があります。動画では、主要なメッセージに焦点を合わせましょう。その他のことを伝える時間の余裕はありません。ジャーナリズムモデルをお手本に、まずは相手にこれから何を話すかを伝えてから、その内容を実際に伝え、次に何を話したかを伝えましょう。これらを15秒以内に行ってください。
断熱水筒メーカーの @HydroFlask は、こちらの新商品紹介動画で、時間を無駄なく活用して要点を説明しています。
最初の3秒以内にブランド名か商品を表示する
視聴者には、今彼らが何を見ているかをすぐに知ってもらいたいものです。特に動画コンテンツが自動再生される場合、このことは重要となります。自分が視聴者の場合、いかに自動再生動画をすぐに閉じているか考えてみましょう。利用者が動画の [X] をクリックしたとしても(つまりクリックするまでに)、ブランド名、商品、またはマーケティングメッセージが伝わるように、15秒の動画ではなるべく早く本題に入りましょう。
@Reebok は、こちらの動画で自社のブランド名とロゴをすぐに表示して、動画の視聴時間にかかわらず消費者の認知を確保できるようにしています。
動画に目を引くビジュアル要素を取り入れる
動画は分かりやすくしましょう。利用者はインターネット動画を視聴する際、必ずしも音声をオンにしているわけではないため、キャプションを入れて、視聴者が何を見ていて、それが視聴者にとってなぜ重要かが確実に伝わるようにしましょう。また、情報を伝えるグラフィックを動画に重ねることで、マーケティングメッセージを伝える機会を余さず活用することもできます。なお、マーケティングメッセージはなるべく早く伝えるようにしましょう。
アパレルブランド、@OutdoorVoices の、シンプルながら魅力的なこちらの動画では、グラフィックがふんだんに使用されています。
コンバージョンを促す短いツイート本文を使う
利用者に動画を見てもらうことが目標の場合には、ツイート本文はなるべく短く、またアクションを示唆するものにしましょう。ツイート自体にアクション誘導を含めて、動画のメッセージを強調します。利用者をウェブサイトに誘導する場合には、ツイート本文にリンクを掲載し、クリックを促しましょう。また、アクションを誘導する表現を使って、御社のことをもっと知ってもらえるように利用者に働きかけることもできます。
@PlayStation は多くのツイートにおいて、「Discover more(詳細を確認する)」というアクション誘導の短いメッセージを添えて動画を先行公開する、優れた広告キャンペーンを実施しています。
動画はデジタルマーケティングの将来を担っているだけでなく、現在最も重要なマーケティングチャネルの1つでもあります。上記の5つのヒントを取り入れて、動画マーケティングのベストプラクティスを実践することにより、動画マーケティングへの投資から得られる利益を最大化できるようになります。
Twitter動画マーケティングキャンペーンを最大限に活用する方法が分かったら、カメラを手に作業に取りかかりましょう!
Twitter広告を使用して、特定の興味関心、属性、行動のターゲティングを行って、リーチしたいオーディエンスに動画を配信しましょう。
動画チェックリスト
動画のパフォーマンスを最大限に高めるための5つのポイントを紹介します。
- 短くシンプルにしましょう。動画の長さを15秒に収めることで、ブランドのインパクトが高まります。
- 商品を初めに提示しましょう。冒頭に商品を見せることで、興味関心を高め、クリックを誘います。
- 見えやすい場所にロゴを配置しましょう。フレームの右上か左上に、常時ロゴを表示することで、ブランド純粋想起を高めます。
- 音声を使用しない戦略を取り入れましょう。なるべく長く視聴してもらえるように、キャプションを追加しましょう。
- ブランドを想起させましょう。1本の動画の半分以上にブランドを表示させることで、ブランド助成想起とメッセージ想起が高まります。
- おまけ: 可能であれば、動画の最初の数フレームに人を登場させましょう。そうすることで、リテンションが高まります