Twitterのパフォーマンス広告: 新たな取り組みとその進捗について
編集部注：2021年4月7日より、ウェブサイトカードとアプリカードは、それぞれウェブサイトの訪問者数とアプリのインストール数キャンペーンのための画像広告または動画広告と呼ばれるようになりました。また、2022年1月25日より、ウェブサイトのクリック数広告キャンペーンは、ウェブサイトの訪問者数広告キャンペーンと表記されるようになりました。
最終更新日 2022年8月16日
広告主様向けパフォーマンス広告・測定ソリューションの機能拡張について
Twitterピクセル、コンバージョン API、アプリ購入の最適化が新しく改良され、すべてのTwitter広告主様に対してグローバルにサービスを提供し始めたことをお知らせします。前回のアップデート以来、懸命に取り組んできた結果、 今年初めに発表した測定と最適化のソリューションに加え、価値を生み出す重要な里程標を新たに達成することができました。
最新情報を以下にご紹介します。
刷新されたTwitterピクセル
新しいTwitterピクセルは、コンバージョントラッキングを可能にする新しい測定ソリューションです。コンバージョントラッキングは、Twitter上の広告を閲覧またはクリックしたり、広告にエンゲージメントしたりした後の行動を追跡することで、広告主様が広告費に対する効果を把握することを可能にする、パフォーマンス広告の屋台骨となるものです。
刷新された点
ウェブサイトに関するアトリビューションの改善。 新しいTwitterピクセルでは新たに機能が追加され、以前よりも多くのアクション（デジタルショッピングカートに商品を追加するなど）を広告主様が測定できるようになりました。
測定の設定とトラブルシューティングがよりシンプル。 広告主様が測定ソリューションをよりシームレスに設定できるよう、イベント作成プロセスを簡素化し、 Google Chromeの拡張機能であるTwitter Pixel Helperを更新しました。 これにより、広告主様は広告キャンペーンの効果をより理解しやすくなり、Twitterピクセルが適切に実装されているかどうかをより明快に確認することができます。
コンバージョン API （CAPI）の導入
すべての広告主様に対してコンバージョン API（CAPI）を導入します。CAPIは、広告主様がTwitterのAPIエンドポイントに接続し、サードパーティのクッキーを使用せずに、サーバーからTwitterにコンバージョンイベントを送信できるようにする測定ソリューションです。今回の発表は、サードパーティーのCookieへの依存度を下げることで、プライバシーとセキュリティの約束を守りながら、企業にとっての価値を向上させるための取り組みの一環です。
また、CAPIはTwitterピクセルを必要としない最適化と広告ターゲティングの改善に役立ちます。これにより、広告主様は、ウェブサイトにタグを設置せずにコンバージョンを確認するためのデータにアクセスできるようになりました。コンバージョンAPI（CAPI）がTwitterのクリックIDやメールアドレスなど複数のデータシグナルを利用してコンバージョンイベントをAPIエンドポイントに送信することにより、広告主様は広告配信の結果として起きた人々の行動をさらに把握できます。
広告主様がどのようにCAPIを活用しているかについては、こちらの 活用事例をご覧ください。TwitterピクセルとコンバージョンAPIについては、 Twitter広告ヘルプセンターで詳しく説明しています。
アプリ購入の最適化の導入
アプリ広告の世界では、パフォーマンスが重要です。ほとんどのアプリ広告主様が注目するパフォーマンスは、単なるインストールではなく、購入などのマーケティングファネルの下位に属する行動を促進することです。Twitterは、アプリ購入の最適化によって、Twitterをパフォーマンス広告主様にとって、成果を促進するための素晴らしい場所にするという使命を果たすための確実な一歩を踏み出すことができました。
アプリ購入の最適化により、アプリのインストールや購入をする可能性の高いオーディエンスが機械学習により特定され、広告主様は行動を起こす可能性がより高い人に広告を配信することができます。初期のテスト*では次のような結果が得られました:
89％の広告主様が購入あたりのコスト削減を実現
クリック数に応じた課金を利用した場合、インストール最適化と比較して購入あたりのコストが30.4%（中央値）の削減、インプレッション数に応じた課金を利用した場合、インストール最適化と比較して購入あたりのコストが12.8%（中央値）の削減
本商品は現在、すべての広告主様向けにAndroidで提供されており、今後、iOSでの提供も開始する予定です。
*出典 購入に最適化したキャンペーンとインストールに最適化した広告キャンペーンを比較した、2022年第2四半期のTwitterの社内テストデータ。
今後の展望
より効果的なパフォーマンス広告ビジネスを構築するため、最適化モデル、コンバージョンオプション、測定ソリューションの更新など、さまざまな取り組みに資金を投入する予定です。パフォーマンスのロードマップを構築していく中で、次のような商品を開発し、お客様に価値を提供し続けていく所存です。
コレクション広告: この新たな形式の広告により、広告主様が消費者に向けて商品を紹介する新しい方法を提供します。広告主様は、メインとなるヒーロー画像を表示し、その下にビジュアルの小さなサムネイルを表示することができます。それぞれの画像は、消費者を別のウェブサイトや商品のランディングページに誘導し、さまざまな広告目的を達成することができます。
ウェブサイトのコンバージョン最適化: ウェブサイトのコンバージョン最適化モデルの大規模な再構築を行い、ウェブサイト内で購入やカートへの商品追加などの下位ファネルに属するアクションを行う可能性が高い人へのアプローチ方法を改善する予定です。
ダイナミックプロダクト広告: これは、Twitter内外での活動に基づき、適切な人に適切なタイミングで関連商品を利用者ごとに配信し、販売やコンバージョンを促進するための新しい広告商品です。
プロジェクトは順調に進んでいますので、今後より多くのことを共有できることを楽しみにしています。ご期待ください！
大規模なパフォーマンス広告と測定の向上
新年度の幕開けとして、Twitterは、人々のプライバシーを配慮しつつ、ウェブサイトへの訪問を誘導する広告キャンペーンのパフォーマンスを向上させる 3 つの新商品を発表します。 サイト訪問数最適化、集計測定、イベントマネージャーです。
前回アップデートをお伝えして以来、懸命に仕事に取り組んできた結果、2021年に発表した測定と最適化のソリューションに加え、価値を生み出す重要な里程標を新たに達成することができました。
ウェブサイトを訪問する可能性の高いオーディエンスへのリーチ能力を向上させることができます。
ウェブサイトのクリック数とコンバージョン目的は、最初に導入されて以来、進化してきました。拡張された商品に基づき、また、この商品から得られる結果に対するお客様の期待に応えるため、この目的の名称を ウェブサイトの訪問者数に変更します。
サイト訪問数最適化 は、ウェブサイトを訪問する可能性が最も高いオーディエンスを見つけ出し、そこに広告を配信することを目的とした、 ウェブサイトの訪問者数目的の下にある新しい最適化目標です。Twitter ウェブサイトタグを有効にすると、Twitterは広告主様のウェブサイト上でオーディエンスが取った行動を追跡し、Twitter広告キャンペーンに関連付けることができます。
ウェブサイトへの訪問を目標とする広告主様を対象としたテストでは、サイト訪問数最適化は既存のサービスを上回り、 サイト訪問単価が平均31％低下しました。
ファネル中部に属する行動を向上させるために行われたアップデートを基に、私たちのチームは、広告のコンバージョン（例えば、カートに商品を追加したり、購入を促進したり）を拡大する新しい商品機能の開発に注力し、お客様のビジネス成果の促進をより良くサポートする予定です。
サイト訪問数最適化に関する詳細情報を見る
出典: Twitter出資の広告主様向けテストが2021年11～12月に実施され、サイト訪問数最適化を使用している15件のウェブサイト広告キャンペーンと、コンバージョンの最適化およびサイト訪問イベント向けの最適化を使用している15件のウェブサイト広告キャンペーン間でパフォーマンスが比較されました。
集計測定によるアトリビューションの導入
昨年、Appleのアプリ追跡の透明性機能が 昨年提供開始されて以来、私たちは消費者へのコミットメントを維持しながら、ビジネスにとっての価値を向上させるために製品の進化に取り組んできました。これは、iOS端末のトラッキングをオプトアウトしたオーディエンスのイベントを集約してカウントし、コンバージョン指標を提供することを目的としています。
どのような仕組みになっているのでしょうか？
Twitter広告マネージャーでは、ウェブサイトメトリクスとコンバージョンイベントの集計を見ることができ、広告キャンペーン結果をより詳細に把握することができます。
これはエキサイティングな展開であり、結果は広告主様やキャンペーンの詳細によって異なる場合がありますが、広告主様の広告キャンペーン全体で、Twitter 広告マネージャーの サイト訪問コンバージョン** が平均で 31% 増加しました。
これは、 Appleの新しいATT アプリ追跡の透明性機能 Frameworkの導入後、広告キャンペーン全体のアトリビューションが減少している広告主様にとって、潜在的な改善点となるでしょう。
集計測定の詳細については、こちらをご覧ください。
**出典: データは、2021年12月17日から2022年1月13日にかけて、すべての広告主広告キャンペーンにおいて、集計測定を有効にした場合と、有効でない場合の、すべてのOSプラットフォーム（iOS、デスクトップ、Android、その他）における帰属サイト訪問コンバージョンについて報告し、当社のバックエンドアトリビューションシステムを通じて引き出されました。結果は、広告主様やキャンペーンの詳細によって異なる場合があります。
イベントマネージャーの紹介
パフォーマンスソリューションの構築と改良に伴い、広告キャンペーンのトラッキングを効率的かつ効果的に管理できるようにしたいと考えています。
イベントマネージャーは、Twitterのウェブサイトタグとそれに関連するウェブベースのコンバージョンイベントを管理するための一元的なハブとなる予定です。このアップデートには、以下の基本的なアップデートが含まれています。
ユーザーインターフェイスの効率化により、Twitterウェブサイトタグの設定がさらに明確化されます。
コンバージョンイベントの設定方法をガイドするプロンプトがさらにわかりやすくなります。
コンバージョンイベントのトラッキングステータスの更新を迅速に確認することができます。
今年も引き続き、診断機能の向上、インターフェースのさらなる合理化、アプリベースのイベントの統合など、イベントマネージャーの機能強化を行い、広告主様がウェブサイトタグやコンバージョンイベントを管理する中心的なハブになるようにします。
イベントマネージャーの詳細情報を見る
2022年はパフォーマンスの飛躍の年になります
企業が Twitter で広告キャンペーンを実施する方法を改善し続ける機会はたくさんあります。これらは、今年の初めに市場に投入する予定の基本的な更新の 3 つにすぎません。 2022 年には、ビジネスを成長させ、広告キャンペーンのパフォーマンスと効果を把握しやすくするために、さらに多くの更新を期待できます。
パフォーマンスの年
より多くのマーケターとそのパフォーマンス目標のニーズを満たすための努力について透明性を確保する方法として、このパフォーマンスハブを作成してから、私たちは長い道のりを歩んできました。本日は、パフォーマンス広告の商品ロードマップに対する最新の進捗状況をお伝えします。私たちは、再構築した基盤をもとに作業を続け、主要なアプリとウェブサイト商品を市場に投入していきます。
広範なパフォーマンス広告戦略の一環として、当社はまず、人々のアプリ発見を促進し、アプリ開発者のユーザー獲得と投資収益率の向上をサポートすることに注力してきました。2つ目の重点分野は、ウェブサイトへのアクションの促進です。人々が関連する情報や商品を見つけたり、ウェブサイト上でアクションを起こすよう誘導する広告商品の開発を検討しています。これらの要素は、広告主様が商品やサービスの発見を促進する能力を引き出し、最終的には当社の幅広い商取引の機会をサポートすることができます。
皆様もよくご存じのとおり、今年の4月から施行が開始されたAppleによるアプリ追跡透明性など、新たなプラットフォーム基準がデジタル広告に影響を及ぼしています。こうしたデジタル広告業界の変化は、私たちが迅速に行動を起こし、パートナー様がこうした変化に対応するのをなるべく効果的に支援する絶好の機会となります。私たちは引き続き、あらゆる事業の根幹において、こうしたプライバシーを重視する開発に基づいた商品を構築して参ります
アプリのインストール数: さらなる進展
広告主様がアプリのインストールを促進できるよう、パフォーマンスの高いアプリのインストール数目的の提供に向けて大きく前進しました。プライバシーを重視する考え方のもと、SKAdNetwork をサポートして、アプリ追跡透明性導入後のユーザー獲得を可能にするために、多大な投資を行いました。この取り組みにより、プライバシー保護された測定を可能にした後、iOS 上で 30% 以上の在庫とスケール を可能にすることができました。その後、Twitter広告マネージャーのビュースルーアトリビューションとSK-キャンペーンID管理機能のサポート、および最適化モデルのアップデートを迅速に開始しました。
このような変化の中でパートナー企業をサポートするのは、SKAdNetworkへの投資だけにとどまりません。広告フォーマットの改善によるダウンロードの手間の軽減、より一貫した広告キャンペーンパフォーマンスを目的とした学習期間モデルの更新、広告キャンペーン作成のさらなる改善など、再構築された基盤のもとで継続的な改善を行いました。
タイムライン内にポップアップ表示される、アプリのインストールアクションがオーバーレイされた画像により、利用者はそのアプリをすぐにダウンロードできます。
また私たちは、Twitterにおけるアプリのインストール数キャンペーンの次なる改善の計画とテストも積極的に実施しています。これには以下の項目が含まれる予定です。
オーディエンスを惹きつける、よりユニークなフォーマット
最適化モデルの更新
アプリ内課金最適化など、インストール後の新商品を開発し、広告主様がアプリ内課金を行う可能性の高いユーザーを探す広告キャンペーンを実施できるようにする。
ウェブサイトの訪問者数: Twitterマルチターゲットカルーセルの導入
また、広告主様のウェブサイトへの誘導を支援する「ウェブサイトの訪問者数」商品も進展しています。昨年、カルーセル広告の提供を開始することを発表しましたが、このたび、ウェブサイトへの誘導を行うカルーセル広告の マルチデスティネーション機能 を提供開始することをお知らせします。カルーセル広告のマルチデスティネーション機能により、広告主様は見出しやランディングページをカスタマイズし、オーディエンスに適切なアクションを促すことが可能になりました。
広告主様には、カルーセルカードごとに独自の見出しやURLを設定し、メッセージを多様化できる、より優れた柔軟性がもたらされます。利用者は、1回スワイプするだけで複数の画像や動画を表示させ、クリックした画像や動画に応じて異なるURLにアクセスすることができます。
この新機能のベータテストで得られた結果は、私たちにとって心強いものでした。マルチターゲットのウェブサイトカルーセルでは、おおむね以下の結果が得られました。
広告キャンペーンのすべての目的において、1つの素材を用いたウェブサイトカードフォーマットと比較して、クリック率（CTR）が約20%増加*
サイト訪問コンバージョンを最適化する広告キャンペーンにおいて、1つの素材を用いた広告と比較して、クリック率（CTR）が約25%増加*
またTwitterでは、ウェブサイトの訪問者数の主要商品について、さらなるテストも実施しています。具体的には、以下などの取り組みを行っています。
- サイト訪問の最適化: 広告主様のウェブサイトへの訪問確率が高いオーディエンスを特定し、広告を配信することに特化した購入モデルの改善。
- 広告フォーマット、 Twitterでの広告エンゲージメントを改善する機会の特定。こうしたテストには、ユーザビリティ、フォーマットの詳細、アクション誘導の更新などが含まれます。
- 測定とレポート、ウェブサイト広告商品の将来的なプライバシー保護を目的とした、ファーストパーティーの測定および実験/検証ソリューションの積極的なテストおよび構築。
新たな取り組みは始まったばかり
Twitterでは、パフォーマンス広告商品を「発見のためのツール」と捉えています。つまり、利用者を関連する重要な商品やサービスに誘導できるようにパートナー様を支援すべきと考えています。またTwitterがeコマースの機会をもたらす場所となるためには、こうした発見のための機能が、効果的で利用しやすいことが求められます。これらすべての課題を解決するため、Twitterは企業に適したツールおよびリソースを構築する必要もあります。最近Twitterがその一環として実施しているのが、Twitter Proに関する取り組みです。
これらすべての機能強化は、Twitterのパフォーマンス広告の次期フェーズにおいて、Twitterに競争優位性をもたらします。このことは、素晴らしいマイルストーンではあるものの、まだ初めの一歩を踏み出した段階に過ぎません。私たちの行く手には多くの課題が控えています。私たちは今後も引き続き、皆様に進捗状況をお知らせしたいと考えています。
*出典: 2021年7月～9月にかけて実施された、カルーセル機能のベータテストのTwitterの内部データ。マルチターゲットのウェブサイトカルーセルと1つの素材を用いたウェブサイトカードの比較。これらの数値は、iOSおよびAndroid環境や、画像素材および動画素材の場合の平均値です。これらの数値は、一般の利用者への提供状況や、フォーマット、地域、プラットフォームによって異なる場合があります。
パフォーマンス広告の進捗に関する最新情報
更新日: 2021年2月8日
新年、新しいブログ投稿。 前回の更新を共有して以来、最近のカルーセル広告の立ち上げに基づいて構築し、アプリのインストールとウェブサイトの訪問者数の目的の再構築という 2 つの重要な商品マイルストーンを完了しました。
これらの再構築は、基本を正しくすることに重点を置いており、 広告キャンペーン管理、品質供給、広告フォーマット、最適化、および測定の 5 つの領域にわたる改善が含まれています。 広告主様がキャンペーンを開始し、顧客獲得を促進するために必要な重要なツールを開発するという私たちの取り組みは機能しており、私たちが達成した進歩についてさらに共有できることを嬉しく思います。
アプリのインストール数キャンペーンの再構築が完了
広告主様がアプリのインストール数キャンペーンをより効果的に開始、管理、測定できるように、アプリインストール数目的の基盤を再構築しました。この再構築の一環として、最も人気のあるフォーマットのいくつかを再設計してエンゲージメントを高め、モバイルアプリのインプレッションを 80%1増加させ、予測と測定を改善し、より迅速で直感的な広告キャンペーン作成エクスペリエンスを開発しました。
今回の変更点は以下の通りです。
強化されたクリエイティブフォーマット — 最近の 新しく改善されたカルーセル の発表に加えて、Twitter アプリカードも改善され、アプリの評価、アプリの価格、ダウンロードの詳細など、より多くのコンテキストと情報を追加することで、以前よりもさらに魅力的なものになりました —これらはすべて、新進気鋭のアプリに信頼性を与えることで、より良いサービスを提供するのに役立ちます。これにより、インプレッションあたりのインストール数が +8.88% 向上しました2。
予測性能と提供する広告枠の改善 — Twitterは予測、入札の最適化、提供する広告枠の量と質の改善を組み合わせ、より安定し、パフォーマンスの高い広告商品を提供します。さらにTwitterの広告インフラと、タイムラインにおける広告の表示ロジックをアップグレードしました。その結果、アプリのインストール数を目的とした広告主様は、オークションで多くのインプレッション数を獲得することができました。
広告キャンペーンをより簡単に設定、管理 — Twitter広告マネージャーをより直感的に使えるようにしました。これにより、広告主様が 1 つのページで、広告ツイートの作成からカードへのクリエイティブの紐づけまでを簡単に完了させることができるようになり、広告主様が費やす時間が短縮され、操作するインターフェースの数が削減されます。また、広告グループの詳細ページをアップデートして、最適化の方法と入札の組み合わせを簡素化しました。
効果測定を改善 — そして最後に、今後予定されるiOS 14のアプリ追跡透明性（ATT）フレームワークの導入後においても、広告主様に極力正確なインストール数のアトリビューションデータを提供できるように、効果測定ソリューションを導入しました。ATT関連の変更に対する私たちのアプローチの詳細は こちらをご覧ください。また、アドバンストモバイル測定（AMM）プログラムも拡張し、広告主様が顧客の生涯価値（LTV）や広告費用対効果（ROAS）の測定を行えるようになりました。
TwitterクリックIDの導入とコンバージョン最適化の改善
ウェブサイトに関する成果を重視する広告主様のために、クリックスルー率を向上させ、Twitterのレポートとサードパーティーのレポートとの乖離を減らすべく、広告フォーマット、効果測定、最適化モデルの改善に取り組んできました。
業界全体が、広告がサイト訪問につながったかどうかを測定する手法として、サードパーティーのCookieの利用を避けはじめるなか、TwitterはファーストパーティーのクリックIDパラメーターを開発し、ウェブサイトタグ（JavaScript版）を改良しました。TwitterクリックIDは、Twitter広告のクリック後にサイトを訪問した人数を測定する信頼性の高い手法を提供し、効果測定結果の乖離を少なくします。広告主様に、Cookieに依存せず、より正確なデータと長期的に有用な効果測定ソリューションを提供します。
動作の仕組み
利用者がウェブサイト広告をクリックすると、TwitterクリックID独自の識別子が自動的にURLに追加されます。その人がウェブサイトに到達してTwitterのピクセルが作動すると、タグはこのIDを読み取ってTwitterに送信し、このサイト訪問を広告クリックにひも付けます。テスト結果によると、Twitter広告マネージャーが測定できるサイト訪問3は10倍に増加することがわかりました。
さらにコンバージョン最適化モデルも改良し、サイト訪問数を最大化するよう広告キャンペーンを改善しました。Twitterのシステムは広告主様のウェブサイトへの訪問確率が高い人をより高い精度で推定することができるようになりました。最近のテストでは、クリックスルー率の中央値が26%増加し、Twitter広告マネージャー上で測定されるウェブサイト訪問あたりのコストが大幅に減少4 しました。
さらに、ウェブサイトカードのフォーマットの改善を行いました。全画面表示へのナビゲーション向上、ウェブサイト読み込み時間の短縮、メディアコントロールの操作性向上などを実装した結果、クリックスルー率が8%向上5しました。
今後の展開
私たちの焦点は、広告主様がトップダウンから完全なファネルマーケティングアプローチを実現できるように、Twitter での広告掲載をこれまで以上に 簡単かつ効率的にすることです。
これらの商品により、マーケティング担当者は発売や広告キャンペーンを常時稼働のメディアプランに拡張することができ、最終的にマーケティング担当者が顧客獲得を促進し、目標を達成するのに役立つ可能性があります。次の展開がとても楽しみです。ご期待ください。
脚注:
12020 年第 4 四半期のプラットフォーム上の MAP 広告インプレッションの増加に基づく
22020 年第 4 四半期の A/B 実験におけるカードの現在版との比較
32020 年第 4 四半期のクリック ID を有効にしない同じ広告キャンペーン セットとの比較
4比較2020 年第 4 四半期
52020 年第 4 四半期の各実験のコントロールバケットとの比較
新しく改善されたカルーセル広告の紹介
更新日: 2020年11月
私たちは、利用者をウェブサイトに誘導したり、利用者がモバイルアプリをダウンロードしたりするよう、Twitter上で広告キャンペーンを実施する企業が目標を効果的に達成できるように手助けできる機会があると考えています。Twitterは、大きなスケールでより優れた成果を提供し、Twitter上でより効率的なパフォーマンス広告を確立するための長期戦略を策定しました。昨年1年間で下記のような大幅な進展がありました。
- 広告プラットフォームのアーキテクチャを再構築し、システムの状態を改善し、Twitterの広告ビジネスの基盤を強化しました。
- 広告主様の生涯価値の効果測定を強化する、アドバンストモバイル測定（AMM）プログラムを開始しました。
- 新しいツイート作成画面をリリースして、より迅速でクリエイティブな開発や定期的な改善を可能にしました。
- AppleのアトリビューションサービスであるSKAdNetworkのサポートが追加されたことで、どの媒体からインストールが発生したのかを測定し、iOS 14の広告キャンペーンのレポートを提供できるようになりました。
- 広告キャンペーンの「学習期間」の導入などにより、Twitterの広告アルゴリズムを改善しました。この広告アルゴリズムでは、予測モデルによって広告キャンペーンの配信を学習し最適化することができます。
このパフォーマンス広告への投資には、広告フォーマットの機能拡張も含まれており、広告主様はより多くのオプションでブランドストーリーを表示し伝えることができるようになるとともに、Twitterの利用者にはより直感的で魅力的な体験を提供することができます。最近では、ウェブサイトカードの動画コントロールを再設計し、より簡単に操作できるようにするとともに、アプリカードの改良を開始しました。
そして本日、新しくなったカルーセル広告をグローバルにリリースし、すべての方にご利用いただけるようになったことをお知らせします。
カルーセル広告は、消費者がより没入感のあるインタラクティブな体験を提供することでパフォーマンスを向上させ、モバイルアプリとウェブサイトのパフォーマンス目的における将来の機会を可能にするように設計されています。この広告フォーマットは、現在、世界中のすべての広告主様にご利用いただけるようになりました。
カルーセル広告は、水平方向にスワイプ可能な 2 ～ 6 個の画像または動画で構成され、人々をアプリやウェブサイトに誘導します。広告主様は誰でも、広告マネージャーのツイート Composer または広告 API を介してカルーセル広告を作成でき、オーガニックまたはプロモーションのいずれかで使用できます。
カルーセル広告フォーマットには、エッジトゥエッジデザイン、サードパーティによる測定レポート、アクセシビリティサポート、カルーセル内のスワイプや個々のカルーセルカードのパフォーマンスを測定するブレークダウンなどの新しいレポート機能も含まれています。
ベータテストでは以下のような大きな成果がでています:
- ウェブサイトカルーセルでは、1つの素材を用いたウェブサイトカードフォーマットと比較して、クリックスルー率が平均で最大15%増加しました*。
- また、アプリカルーセルでは、通常のアプリカードフォーマットと比較して、インプレッションあたりのインストール数が平均で最大24%増加しました*。
今回のテストの結果は、一般の利用者への提供状況や、地域、プラットフォーム、業界によっても異なってくると予想されます。しかし、この広告フォーマットをグローバルにリリースし、パフォーマンス広告への投資を引き続き行う上でポジティブな結果が出ています。
今後の展開
Twitterのパフォーマンス広告への取り組みは今後も続いていきます。効果的なパフォーマンス広告プラットフォームを構築するために、Twitterでは今後、様々な取り組みに対する投資を増加していきます。その 1 つがモバイルアプリ広告であり、入札や最適化のオプションを強化してパフォーマンスを改善する予定です。ウェブサイト誘導目的の広告商品としては、引き続きクリエイティブのフォーマットの改善や、また広告費のリターンなどの主要な広告主様の広告キャンペーン指標の精度を向上させることを目的としたTwitterのウェブサイトタグを強化し、広告効果測定の精度を高めていきます。
まだやるべきことがたくさんありますが、これまで行ってきたことから、今後の指針は、はっきりしていると感じています。今後数か月のうちに、パフォーマンス広告に特化した商品開発について、このページで最新情報をお知らせする予定ですので、ぜひご確認ください。
詳細情報
*iOSとAndroidの画像と動画のカルーセルの平均測定値は、1 つのメディアのみを扱う通常のカードフォーマットと比較しています。ウェブサイトカルーセルは通常のウェブサイトカードと比較し、アプリカルーセルは通常のアプリカードと比較しています。
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